我が家では今では3歳の息子がいますが、息子を授かるまでには2年半の月日が掛かりました。
なかなか妊娠せず悩んでいた期間、少しでも希望を持ちたくて妊活ブログを読み漁っていましたが、現在進行形のものが多く、妊活の「成功談」をあまり目にすることがありませんでした。
そんな当時の思いがあり、少しでも誰かの希望になればと思い、私の経験談を記します!
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1.基礎体温をつけ、タイミングを取る(半年)
基礎体温を付け、アプリに記録し、高温期に入るタイミングでタイミングを取るようにしていました。
元々生理周期に幅があったため高温期に入る日が予想できず、なかなか良いタイミングが取れず。
妊娠を望む日々。ただ、この時はまだ妊活を始めて間もなかったこと、年齢的にまだ妊娠出産する友人も多くはなかったため焦りは大きくはありませんでした。
2.夫婦で検査を受ける
治療が必要な場合を想定し、半年で妊娠しなければ検査を受けることに初めから決めていたので、婦人科を受診。私のほうに問題が見つからなかったので、夫にも受診してもらうが、夫のほうにも問題なし。
多くの不妊において、決定的な要因がないことが多いことを知る。
問題がないことに安堵する一方、明確な道筋がないことに不安も覚えました。
3.タイミング療法(半年)
実際に不妊治療をするところまで具体的なイメージがなかったものの、医師に言われるがまま、まずステップ1としてタイミング療法をすることに。(まだ20代だったこともあり)
タイミング療法とは、定期的に受診して卵子の成長度合いを確認し、排卵の日に合わせてタイミングを取るというもの。
これは妊活生活の中でもなかなか苦しい時期でした。
まず働きながら婦人科に通うのも大変だし、予約制なのに毎回1時間以上待ち、診察は一瞬で、「もう排卵しちゃってますね。念のため今日にもタイミングを取ってください」なんて言われることも。
その場で夫にメールなんかして。虚しさが大きかった。
このあたりはクリニックにもよるものと思います。すごく親身になってくれる先生とかだったらもう少し通ったかも?
夫婦にとってストレスが大きかったので、半年くらい続けた後、通うのをやめました。
4.風疹ワクチン
不妊治療を中断してから、妊娠前に打っておいた方がいいという風疹ワクチンを夫婦で接種しました。
風疹は妊娠中に罹ると胎児に「先天性風疹症候群」(白内障や緑内障、心疾患、難聴など)を引き起こすもの。
年齢により、その時代の国の方針で風疹ワクチンの接種有無や回数が異なりますが、私も夫も抗体価が十分でない可能性のある年代にあたっため、接種することにしました。
ワクチン接種後2ヶ月は避妊の必要があるため、その間は妊活は一旦お休み。この2ヶ月はとてもとても長く感じました。
風疹ワクチンは早めに接種することをおすすめしたい!
そしてこの風疹ワクチン。相当強力なワクチンのようで、夫も私も薬疹のようなものが出ました。(夫は1週間後、私は1ヶ月後)
これも想定して、肌に湿疹などが出ても問題のない時期に(例えば結婚式前などは避けて)、早めに接種いただくと良いと思います。
そもそも幼少期に風疹ワクチンの定期接種の機会がなかった一定世代の男性については、風疹の抗体価検査とワクチンを国が無料で実施しています。(以下、厚生労働省のページです。)
また、各自治体にて、妊娠を希望する女性やそのパートナー・同居人に対する風疹の抗体価検査とワクチンを無料で実施しているケースも多いので、お住まいの市区町村での実施状況を是非一度ご確認ください。
5.勉強
風疹ワクチン後の妊活お休み中に、改めて妊娠について勉強をしました。
婦人科医師と管理栄養士が登壇する妊活セミナーに参加したり、書籍を読んだり。
その中で学んだのは、身体は食べたもので出来ている、ということです。
妊娠と食事の関係はそれまで考えていませんでした。
というよりむしろ、自分は元々お酒も飲まないし、野菜も食べ、健康的な食生活を送っているという少なからぬ自負すらありました。
ところが、妊娠にとって極めて重要な要素である「卵子の数」「卵巣予備能」にはコレステロール値が関係しており、痩せ型の女性よりふっくらした女性の方が妊娠しやすい、と。。
これは私にとって衝撃の事実でした。
私は当時(というか昔から)痩せ型で、それは自分の利点だとも思っており、スタイル維持に気を配っていました。健康診断の結果も良く、コレステロール値が低いことも(標準範囲の下限くらい)良いこととしか捉えていませんでした。
それが、この意識こそが不妊の原因かもしれないと知った時はかなりショックでした。
しかし、打ち手が見つかったこと自体は良いこと。
そこからは、食事改善=低カロリーな誤った”ヘルシー”さではなく、高タンパク低糖質な食事へと変えていったのでした。
〈参考書籍〉卵子の老化に負けない「妊娠体質」に変わる栄養セラピー 著:古賀文敏/定真理子
6.食事改善(9ヶ月)
具体的には、手軽な動物性タンパク質として、卵を必ず朝食に摂取するようにしました。
理想としては、卵と肉or魚、野菜(多め)、少なめのご飯、とった食事を目指しました。
愛用していた妊活サプリの無料サービスで、管理栄養士の方が3ヶ月間の食事内容をチェックしてフィードバックをくれるというものも利用しました。
(参考までに私が使用していたサプリのリンクを貼ります)
人に見せると思うと自分だけで取り組む以上に気をつけることができました。
また、これは産後に読んだ本ですが、同じく分子栄養学の本(「すべての不調は自分で治せる」著:藤川徳美)を読み、現在はビタミン、ヘム鉄のサプリメントと、朝晩にホエイプロテインを飲んでおり効果を感じています。
妊活中にはここまでは実践できておらず悔やまれるところです。
こちらの書籍は必要なサプリメントやサプリメントの量、種類が具体的に載っているので実践しやすくおすすめです。
妊活中の方には、高タンパク低糖質とヘム鉄、ビタミン摂取をお勧めしたいです!
7.排卵検査薬(7ヶ月)
風疹ワクチン接種後2ヶ月を経て妊活を再開するにあたり、排卵検査薬を使うことにしました。
その際、色々な排卵検査薬を調べて私が選んだのは、こちらのドクターズチョイスのワンステップ排卵検査薬クリアです。
決め手は以下の3点でした。
- 排卵2日前に分かる
- 陽性判定が分かりやすい
- 1回分あたりの価格が安い
特に、排卵2日前に分かるというのが最重要。
理由を説明します。
排卵2日前に分かれば、最も妊娠しやすいといわれている排卵2日前と1日前にタイミングを持つことが出来るのです。
排卵検査薬はLHサージ(黄体形成ホルモンの量)を感知して、基準値以上だと陽性と判定する仕組みです。
つまり、LH感度が高い(上記製品は20mlU/mL)ほど、早く排卵教えてくれるということになります。
ドラッグストアでも買える国産の排卵検査薬もありますが、こちらはLH感度30mlU/mLであり、同じ観点で比較すると以下となります。
- 排卵1日前に分かる
- 陽性判定が分かりにくい(線の濃さを見る必要あり)
- 1回分あたりの価格が高い
〈参考〉ドゥーテスト排卵日予測検査薬(ロート製薬)
単純に購入時の価格を比較すると、ワンステップ排卵検査薬クリアはまとめ買いなので一時的に多くの費用が掛かりますが、排卵検査薬の使い方(毎日測定)を考えるとかなりの数量が必要になるため、単価の安いほうにメリットが有ると考えています。
8.排卵検査薬の使い方
私が使用したワンステップ排卵検査薬クリアの使い方を紹介します。
こちらは、尿を直接かけるのではなく、尿に「浸す」必要がありますので、以下2点を用意しました。
〈用意するもの〉※いずれも100円ショップで購入できます
- 小さい紙コップ
- プラスチックトレイ
〈使い方〉
上記2点と排卵検査薬をトイレに常備し、自分の周期を把握するため、月経日以外は毎日決まった時間に測定します。
紙コップに尿を採取し、検査薬のスティックを10秒間浸し、プラスチックトレイに平らに置いて5分間待つ。
予想排卵日の5日前くらいからは、朝晩の2回測定します。
測定ラインに薄くても線が出れば陽性=排卵2日前になります。
線の濃淡に関係なく、薄くても線が出れば陽性です。
そのまま継続して翌日以降も測定していくと、やがて線が濃くなり、黄体形成ホルモンの量がピークを迎えて排卵直前であることが分かります。
そしてその後、測定ラインに線が出なくなり陰性=排卵後ということが分かります。
陽性となった日=排卵2日前から3日連続でタイミングを持つのがベストだと思います!
この頃になるとすべきことが明確で、以前よりも前向きに妊活に取り組むことができるようになりました!
不妊治療のためにお互いのストレスになりかけていた夫婦生活も楽しめるようになりました。
9.妊娠、つわり
こうした生活を経て、ついに妊娠をすることが出来ました。
妊娠した時の感動はとても大きく、お腹に宿ってくれたことへの感謝と、妊娠は奇跡なんだという気づきを得ました。
しかしその後、重いつわりに悩ませることになります。。詳しくは以下記事に書いています。
10.まとめ
- 早めに風疹の抗体価検査・ワクチン接種をしよう!
- 年齢次第だが、妊活を始めても成果がなければ早めに検査を受けて方針を決めよう!
- 医師によるタイミング療法が最善とはいえない。
- 高タンパク低糖質な「卵子に良い」食事を心がけよう!
- できるだけ早めに分かる排卵検査薬を使おう!
妊活中は精神的にも辛いですが、具体的なやるべきことがあることで前向きになれることもあると思います。
あなたの妊活が良い形で終わりを迎えますように!
心より応援しています。