2019年の秋に息子を出産した時のことを病院の紹介(個室の写真あり)と共に記載します。
2019年時点の情報になりますので、当時の情報として参考にしていただければ幸いです。
昭和大学江東豊洲病院を選んだ理由については、以下の記事で書いています。
1.昭和大学江東豊洲病院(産科)概要・特徴
- 立地:東京都江東区豊洲5-1-38(東京メトロ有楽町線/ゆりかもめ「豊洲駅」より徒歩6分)
- 設立:2014年
- 特徴:地域周産期母子医療センター、NICU9床、GCU24床、セミオープンシステム、経産婦のみ無痛分娩可、LDR室5床、母子同室(柔軟)、産後ケアサービスあり。
- 分娩費用:65万円(無痛分娩の場合+15万円)
- 個室料金:22,000円(税込)
〈昭和大学 公式サイト〉
2.妊婦健診
本来であればセミオープンシステムの利用が可能な病院ですが、私は妊娠糖尿病という診断が付いてしまったので、全ての妊婦健診を昭和大学江東豊洲病院で受診しました。
初回は予約しても結構待った記憶がありますが、それ以降は待ち時間はそこまで長くありませんでした。
妊娠糖尿病の受診科の先生の都合で曜日は固定していましたが、妊婦健診の先生はほとんど毎回違いました。
基本的にどの先生もさっぱり簡潔な対応で、特に問題はありませんでした。
3Dエコーを見ながら色々教えてくれる回だけは、すごく丁寧に教えてくれる優しい感じの先生でした。
3.出産
土曜日の夕方にお印(少量の出血)があり電話の上で通院。
陣痛もあり、間隔も短くなってきたのでそのままLDR室に入院しました。
コロナ前だったので、出産までそのまま夫も滞在しました。
土曜日から日曜日にかけての出産だったので、看護師さんや先生の数は少なかったように思います。
後から来た、経産婦さんが先に出産するようで一時的に先生方は皆引き上げて行かれたタイミングもありました。
18時頃からLDR室に入院し、翌朝4時頃に「あと少しで産まれる!」と言われてからなかなか生まれず、朝9時頃の出産となりました。
出産を担当してくれた先生は妊婦検診でもお会いしていない初めての先生でしたが、一つ一つ説明しながら手際よく対応いただきました。
最後は会陰切開あり、吸引あり、でした。
「頭部を吸引するので、最初は少し頭がとんがってるかもしれないが、そのうち落ち着く」と言われましたが、息子は毛量が多かったこともあり頭の形はあまり気になりませんでした。
そういえば事前にヒアリングいただいたバースプランにはアロマオイルやフットバスのことを書いたのですが、結局それは実現されず終いでした。
「いつかやってくれるのだろう」と思いながら陣痛に耐えていて、終わってみたら、「そういえば結局無かったな、、」という感じです。
私はそこまで重要視していなかったので別に良かったですが、「こういう環境で出産したい!」と明確なプランがある方は、強い希望としてしっかり伝えることをお勧めします。
出産直後に赤ちゃんを抱っこさせてもらうことができ、いわゆるカンガルーケアをしました。これだけは是非やりたかったことなので、満足しています。
赤ちゃんと初めて対面したときは、あまりの尊さに泣けました。(懐かしい〜)
出産後しばらくカンガルーケアをしたあと、2時間ほど赤ちゃんと家族だけでゆっくり過ごし、その後、赤ちゃんは産後のケアのために新生児室へと行き、私も入院用の部屋へ移動しました。
4.入院中
希望通り個室に入ることができ、個室での入院生活は非常に快適でした!
アドレナリンのおかげか陣痛の痛みはすっかり忘れ、個室移動直後はしばらく爆睡。
「疲れ果てて食欲はないだろう」との自身の予想は全く外れ、産んだ直後からすごく食欲がありました。
元々食が細く、疲れるとすぐに胃に来るタイプなのでこれには驚きました。「出産は特別なもの」と身をもって感じました。
新しい病院なので病室は綺麗ですし、クローゼットもあるので大きな荷物はそちらへ。
部屋の中にシャワーとトイレ(別ですが、中で繋がっています)があります。
シャワールームにはシャワー中に座れる椅子があり、産後のボロボロの身にはありがたい仕様です。
トイレの横にもビデ用のシャワーがあり、会陰切開後の身には大変ありがたかったです。
(4床室なども同じ仕様かもしれませんが、好きな時に自由に気兼ねなく使えるのがとても楽でした)
独立した洗面台もあります。
赤ちゃんは日中は自室にいて、夜間は新生児室で預かってもらえましたが、入院中に1晩は母子同室で過ごしてみるように、ということになっていました。
運良く初めから母乳は出ましたが、「初乳」という黄色くて濃い母乳で量は少なかったので、授乳後には助産師さんにお願いしてミルクを作ってきてもらっていました。
当時は知らなかったのですが、1週間くらいで終わってしまうこの「初乳」は病気に対する免疫物質や視覚に必要なビタミンAが豊富なので、赤ちゃんにあげられる環境の方は是非余すことなく赤ちゃんに飲ませてあげてください。
「母乳ってこういうのなんだ〜(想像とチガウ)」と思っていたら、ある時からこの黄色い初乳は終わり、白くてサラッとしたいわゆる母乳(成乳と呼ぶそう)に変わり、量もたくさん出るようになりました。
病院で提供されるミルクは提携している森永乳業のミルクでした。併せて森永が作っている育児日記もいただけたので、退院後もそちらに育児記録を付けました。
また、新生児用のオムツをもらえたので、オムツはそちらを使用しました。
肌着やタオル、おしり拭き、哺乳瓶、ミルクなども用意してもらえますので、入院中に使うベビー用品は特に何も持参しませんでした。
ママ用のパジャマやタオルも病院で借りられたので、それがとても楽でした。
ドーナツクッションや授乳クッションも貸してくれました。
夜は21時頃に消灯だったと記憶していますが、自室でドライヤーを掛けていて廊下の電気が消えた時に「個室にしておいて良かったなぁ」としみじみ感じたのを今でも覚えています。
入院中に、オムツの替え方、母乳のあげ方、ミルクのあげ方、沐浴の仕方などについて助産師さんからレクチャーがあります。
沐浴レクチャーでは動画を撮らせてもらうことができました。
▼退院前日に出るお祝い膳はこちら。とても美味しくて完食しました!
5.黄疸治療と産後のメンタルについて
息子は黄疸の症状が出たため光線治療を受ける必要があり、私よりも1日長く入院しました。
新生児の黄疸はよくある症状で光線治療で改善する「生理的黄疸」であることがほとんどです。
そのため家族や親族に伝えても「良くあることだね!」という反応で、結果としてはその通りなのですが、私は「生理的黄疸ではなく、本当に肝臓や胆嚢の病気だったらどうしよう」という不安な気持ちがあり、家族や親族の能天気とも言える反応に強い反感を抱いたのでした。
これが良い例ですが、産後は不安感が強く、メンタルが非常に不安定でした。
これこそがホルモンによって与えられた母親の力で、夜泣きに気付き、子どもを守るための機能なのだと思いますが、産後3ヶ月くらいはこの傾向が特に強かったように思います。
これから出産を迎える方には、「産後にメンタルが不安定になるのは母親として当然の機能。これがあるから子どもを守ることができる。」ということを知り(できればパートナーにも共有して)、自分の心の変化にも大らかに向き合っていただきたいと願っています。
6.産後ケア施設について
昭和大学江東豊洲病院のある江東区では産後ケアサービスがあり、割安に産後ケア施設を利用することが出来ます。
私も当初は別施設で産後ケアサービスを利用予定でしたが、息子の退院日とケア施設への入居可能日が折り合わず結局利用できませんでした。
昭和大学江東豊洲病院でも産後ケアサービスを始めたようなので、是非チェックしてみてください。(江東区在住:24,000円/3泊4日、区外在住:79,000円/同)
要件や事前の申請などは必要ですが、江東区在住であればこの価格で食事や赤ちゃんの世話を手伝ってもらえるのは魅力的です。
7.まとめ
昭和大学江東豊洲病院での出産記録は以上です。
病院自体が綺麗で設備も整っており、全体的に満足しています。
妊婦健診と出産時の先生は違いますが、当然カルテは連携されていますし、一人一人しっかりした先生だったので私は不満は感じませんでした。
出産後の母子同室/別室のバランスも良く、個人の希望を聞いてくれるスタイルで良かったなと思っています。
NICUなどもしもの時の設備は欲しいけど、「LDRのある今どきの病院で出産したい」という方にはおすすめの病院です!
反対に、無痛分娩の適用が経産婦のみなので、初産で無痛分娩希望の方には希望と合致しません。
あなたの参考になれば嬉しいです♪
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